傘がない。

最近の中国で起こっている抗日デモ、
北朝鮮拉致被害者問題、
家で親と一緒にテレビなどを見ていると、
親はそれらの報道を見て、けっこうな剣幕で怒っている。
中国や北朝鮮を非難するようなことを言う。


私もこれらの問題には多少腹が立つところもあるが、
基本的には冷静な目で見ている(と思う)。


はっきり言って国同士の問題というのは私にとってリアルでなく、
目の前の自分の問題の方がよほど大事であり、
親は、どうしてこういう問題にそんなに怒ることができるのだろう、
それが不思議でしょうがない。そこまで感情的にはなれない。
というか、そういう態度に違和感を感じる。


それは、私の視野が狭いからなのだろうか、
つまり、自分の半径何mしか見えていない、と言うか。
それとも、国というものに対する考え方が根本的に違うのだろうか。
価値観の問題なのか、世代の問題なのか。


中国の民衆が抗日デモに走るのは、
そういう教育を国レベルで行っているから、という話があるが、
私のこの考え方と親の考え方の違いも、
やはり受けた教育の違い、育った環境の違いによるのかもしれない。


考えてみても、よくわからないのだが、
私と同年代でもこの問題に真剣に取り組んでいる人はいるだろうし、
やはり、自分には何かが欠けているのかもしれない、そう思う。
やっぱ、だめ人間・・・。