「ドラクル」を観た。

※ネタバレありです


前半は淡々とした感じで、いまいち盛り上がらなかったが、後半はこの先この物語はどうなるのだろう、どう落とすのだろうと見入ってしまった。キャストが豪華だから脚本・演出はそれなりなのかと思ったが、長塚圭史の残酷で悪趣味な色も出ているし、意外と面白い、と思った。
前半は宮沢りえは聖者みたいな人かと思ったけど、後半その経歴がわかるに連れて、そうじゃなかったのだな、と。人物像が一面的でないので、物語に深みを与える。
しかし宮沢りえってあんな声だったっけ? 舞台だから? 篠原ともえのような、シティーハンターの香の声のような。
勝村政信永作博美は後半からの登場。永作博美の嫌な女っぷりがはまっていた。
中山祐一朗演じる従者が吸血鬼になってしまったときは、これどうなるんだろうと思ったけど、結局物語には深くからまずに終わった。そりゃそうか。
神に仕える身である司教がいちばん俗物で性質が悪い。そして悪魔であるはずの吸血鬼が純粋で愛のために死ぬ。最後のシーンは感動的だった。泣きそうになってしまった。


しかし、ぴあとかイープラスだとチケット売り切れだったのに、ヤフオクで定価以下でチケットを買えたのは何でなんだぜ?
買ったのが1週間前だったからな〜。チケット買えなかったときは直前にヤフオクってのもありだな、と思った。